- 業種
- IT機器保守サービス
IT機器保守サービス企業の自然検索流入/CV数の向上を実現
提供サービス
- SEOコンサルティング
- 課 題
- 自然検索からの流入数が少なく、CVも低い状態
- サイト内のtitle、descriptionタグが未設定
- 改善結果
- SEO観点から必要なタグの実装やコンテンツ作成など複合的な施策による自然検索からの流入数増加
- それに応じたCV関連指標の良化
相談の背景
本クライアントは、自社のウェブサイトの自然検索におけるパフォーマンスに課題を感じていました。
特に自然検索からの流入数が少なく、コンバージョン率が低い状態が続いていたことが大きな懸念事項でした。
ナビゲーション改修など、サイトの改善を進めてはいたものの、表面的な”サイト”の改善に終始してしまっており、さらに社内にSEOに関する十分な知見がなく、実装観点でもサイト内のtitleやdescriptionタグの設定が適切に行えていないという課題意識に加えて、運用更新を行っている既存パートナーとの連携が十分に取れていないという問題も抱えていました。
これらの複合的な課題を解決し、ウェブサイトの自然検索における課題を本質的に解決し向上させるため、ご相談いただきました。
具体的な施策内容
内部SEO対策の実施
サイトの基盤となるSEO要素の強化に取り組みました。
titleタグとdescriptionタグの最適化を行い、各ページの内容を適切に反映したキーワードを含むタイトルと説明文を設定。同時に、内部リンク構造の改善に取り組み、関連サービス間のクロスリンクを強化することで、ユーザーの回遊性とサイト内の重要ページへの導線を改善しました。
さらに、画像に対して内容を説明する適切なaltタグを追加し、検索エンジンの理解を促進しました。
また、URL構造の最適化を行い、よりわかりやすく検索エンジンフレンドリーな構造に変更。これらの基本的な対策により、サイト全体のSEO基盤を強化しました。
コンテンツSEO戦略の実行
次に、ユーザーニーズに応えつつ検索エンジン最適化を図るコンテンツSEO戦略を展開しました。
具体的にはまず、需要の高いキーワードを特定するための綿密な調査を行い、それに基づいた新しいサービスページやブログ記事を作成しました。同時に、既存コンテンツの最適化にも注力。キーワードの適切な配置、構造化データの追加、コンテンツの拡充などを通じて、既存ページの質を大幅に向上させました。
さらに、業界のトレンドや社会情勢に関連したコラムを定期的に作成。常に最新の情報を提供することで、サイト内のコンテンツをユーザーにとって価値ある状態に維持しました。
ユーザビリティやユーザーエクスペリエンスの向上
サイトの使いやすさと情報の見つけやすさを改善するため、ユーザー体験の向上にも力を入れました。
関連するサービス間のリンクを「こちらのサービスもチェック」などのセクションで強化し、ユーザーの回遊性を高めました。また、よくある質問とその回答をサービスページに追加することで、ユーザーの疑問に即座に答えられるようにしました。
さらに、ページ構造の改善を行い、重要な情報を上部に配置することで、スクロールせずに主要なポイントが把握できるようレイアウトなどの最適化も行いました。これらの施策により、ユーザーの滞在時間の延長とページ離脱率の低下を実現しました。
定期的な効果測定と戦略調整
そして、継続的な改善を行うためのPDCAサイクルを確立しました。
Google AnalyticsやSearch Consoleのデータを用いて、流入数、順位変動、CVRなどの主要指標を月次で分析し、詳細なレポートを作成しました。
競合サイトの動向を定期的に調査し、差別化ポイントを明確にした上で、新たな施策を立案・実行。
注力キーワードのパフォーマンスを継続的に評価し、効果の高い施策と改善が必要な領域を特定することで、常に最適な戦略を維持しています。
SEO対策を目的としたこれらの施策を総合的かつ継続的に実施することで、サイト全体の自然検索観点での効果を着実に向上させ、自然検索からの流入増加とCV数の改善を実現しました。
改善結果
SEO対策の実施により、自然検索からの流入数が大幅に増加しました。
Search Consoleのデータによると、対策前後の3ヶ月間を比較して、クリック数と表示回数が共に増加し、具体的には、クリック数が約1.5倍、表示回数が約1.3倍に向上しました。
また、CV数も増加傾向にあり、特に「お問い合わせ」と「資料請求」のコンバージョン数が向上しました。
サービスに関連したキーワードは、対策前の圏外から対策後には1位~4位レンジまで上昇。
また、特定のページで流入が大きく伸びました。例えば、時事に関連するぺージでクリックが増加、及びサービスについて調査しているユーザーが用いるキーワードなどの順位上昇など顕著な改善が見られました。