【WEB担当者向け】制作会社と進めるホームページ制作の基本的な流れ

更新日: 2024.11.01

WEB担当者初心者必見!!企画から公開、そしてホームページ運用までのホームページ制作の流れを簡単におさえておきましょう。

コーポレートサイトや採用サイト、キャンペーンサイトなど、ホームページの種類は様々なものがあります。どのような場合でも、WEB担当者として制作会社と一緒にホームページを公開まで進めていく必要があるシチュエーションは存在していると思います。
ホームページ制作の基本的な流れはどのようなホームページを制作する場合でも基本は一緒です。まずは、ホームページ制作の一連の流れをおさえましょう。

細かく見るとかなり多くの制作フローがありますが、ホームページ制作から運用までを大きく分けた流れとしては、5つとなります。
企業の体制などにより、制作会社にどこのフェーズを依頼するかが、異なるかと思いますので、依頼するフェーズをそれぞれ意識しながらご確認頂ければと思います。

ホームページの企画、分析からホームページの制作、運用まで一連の流れを把握し、制作会社への依頼や制作のフローで戸惑わないようにしましょう。

企画・分析

ホームページを制作する前に、そもそもどのようなホームページを制作するのか?ホームページの目的は何か?などを明確にし、制作するホームページの企画を行います。制作会社に依頼する場合は、ホームページの企画提案を行ってもらうために、RFP(提案依頼書)を作成することもあります。

ホームページリニューアルの場合は、事前に現ホームページのGoogle Analyticsなどの分析ツールを使用し、どういったところに改善ポイントがあるのかを把握し、分析結果からホームページ構築への反映を行います。常に分析を行っているWEB担当者であれば、問題点が見えているかと思いますので、そういったポイントは制作会社に伝えることで、制作会社との認識齟齬を減らせます。逆に解析については、ほとんど行っていない場合や全くわからない場合は、制作会社に分析を依頼し、ホームページ内のどういったポイントを変えていくことが必要なのかの分析をしてもらいましょう。

設計

ホームページを構築する際は、まずはサイト設計を行います。どのような商材やサービスを訴求するか、どのようなユーザーをターゲットとするのか、などを明確にし、ホームページを閲覧するユーザーにあわせた設計を行います。

サイト設計では、ディレクトリマップの作成、ワイヤーフレームの作成、サイト回遊やコンバージョンに影響する導線設計を中心に行います。

制作

デザイン

ホームページの設計が完成した後は、ホームページ制作で重要となるデザインの制作を行います。デザインはホームページをブラウザで閲覧した際にブラウザに表示されるイメージで作成を行います。トップページデザイン、下層ページデザイン、など必要なページ数分を作成し、デザイン確認と調整を行います。
ここではWEB担当者として、デザインの確認や修正依頼を行います。社内でのデザイン確認や、文言の言い回しのチェック、デザインのトンマナについてなど、制作会社との認識齟齬がないよう、デザイン調整を行いましょう。
関連記事:ブラウザとは?初心者のためのWebブラウザ完全ガイド

コーディング

デザインが完了したら、コーディングを行います。作成したデザイン通りにブラウザで表示されるようにコーディングを行い、様々なPCやデバイス、ブラウザにて表示されるようにページを構築していきます。
コーディング後は、システム構築を行います。CMSの設置やフォームの設置など、様々なシステムが動くプログラムの構築を行い、ホームページとして完成させていきます。

検証

ホームページ制作会社でホームページ構築が完了したら、テストサイトとしての最終確認フェーズとなります。デザイン通りの構築が出来ていますので、ここではホームページの動きリンク先の確認などの最終的にホームページとして動く挙動のチェックを行いましょう。

公開

ホームページ公開は、基本は制作会社にて実施してもらうことが大半かと思います。サーバー情報やドメイン情報の管理パネルを制作会社に提供し、制作会社側でサイト公開を実施します。
サイト公開は日時の指定を事前に行っておき、ホームページ公開後の調整タイミングを設けておくことを推奨します。
極稀に、サーバーやシステム不具合が発生することも予測されますので、安全に公開できるタイミングを、制作会社と協議の上決めておきましょう。

運用・更新

ホームページは公開してからが本番です。
ホームページを無事に公開出来たことだけに満足せず、ホームページを運用しながらKGI/KPI各成果点の達成に向けて、継続的にPDCAを回していきましょう。

関連記事:KPIツリーの基本と活用方法
また、定期的にホームページの情報の改版なども行いましょう。WordPressを中心としたCMSを導入している場合、WEB担当者自身で記事の更新なども可能です。積極的に記事を更新して情報を発信する生きたホームページにしていきましょう。更新が難しい部分は、WEB制作会社へ依頼しページの増強や改修などを行い、ユーザーの求める情報を発信出来るホームページを運用していくことが大切になります。

まとめ

ホームページ制作の流れについて、大枠を把握いただけたでしょうか?
ホームページの構築をホームページ制作会社に依頼するだけではなく、WEB担当者として一緒にサイトを制作していくことやホームページを運用していくことを頭に入れながらホームページを制作していくことで、長期的なWEBマーケティングの土台を作ることができます。

ホームページを制作するときは、制作会社に任せっきりにするのではなく、一緒にホームページを作っていくという気持ちを大切にサイト制作/ホームページ制作会社と二人三脚でより良いモノを作っていくことで、マーケティングの土台となるサイトを作り上げることができるかと思います。

 

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監修者プロフィール

木島 怜史

木島 怜史

株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート

前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。

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