更新日: 2024.11.13
検索エンジン最適化(SEO)対策に欠かせないのがSEOツールです。上位表示のための改善点を洗い出し、対策の効果測定まで行えるSEOツールは、Webマーケティングに携わる人にとって必須のアイテムと言えるでしょう。しかし、SEOツールには様々な種類があり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SEOツールの選び方のポイントと、おすすめのSEOツールを20個厳選してご紹介します。自社に最適なSEOツールを見つけて、効果的なSEO対策を進めていきましょう。
SEOツールとは、検索エンジンでWebサイトの順位を上げるためのツールの総称です。具体的には、キーワード選定、競合分析、コンテンツ最適化、被リンク分析、順位モニタリングなど、SEOに必要な作業を効率化・自動化してくれるソフトウェアのことを指します。
SEOツールを活用することで、手作業では膨大な時間がかかるデータ収集や分析を短時間で行えます。SEOの専門知識がなくても、ツールが示す改善案を実施するだけでサイトの検索順位を上げられるため、SEO担当者の業務効率化とスキルアップに役立ちます。
代表的なSEOツールの種類と機能は以下の通りです。
自社サイトやライバルサイトのキーワードごとの検索順位を調べられるツールです。順位推移をグラフで可視化し、日々の順位変動を把握できます。
サイトに最適なSEOキーワードを調べられるツールです。キーワードの検索ボリュームや難易度、関連キーワードなどを分析できます。
Webサイトのパフォーマンスを診断し、SEO上の問題点を洗い出せるツールです。ページ表示速度、被リンク、コンテンツ内容など、様々な項目をチェックできます。
自社サイトへのリンクの総数や、リンク元の被リンクをチェックできるツールです。被リンクは検索順位に与える影響が大きいため、定期的なモニタリングが欠かせません。
サイト訪問者の属性や行動を分析するためのツールです。アクセス数、流入元、離脱率など、サイト改善に役立つデータを入手できます。
他サイトからの盗用記事がないかをチェックするツールです。オリジナル性の高いコンテンツはSEO効果も高いため、コピーコンテンツ対策は重要です。
SEOツールは種類が多く、選ぶのに迷ってしまうこともあるでしょう。ここでは、SEOツール選定の際に確認したい7つのポイントをご紹介します。
SEOツールに何を求めるのかを明確にしておきましょう。サイト全体のパフォーマンス改善なのか、キーワード選定に特化したいのかによって選ぶツールは変わってきます。
ツールの操作方法は直感的で使いやすいことが重要です。データの見やすさや、解析結果のレポーティング機能の充実度もチェックしましょう。
SEO担当者が複数いる場合は、同時に利用できるツールを選びましょう。ライセンス数やアカウント追加に関する制限は事前に確認が必要です。
SEOの施策立案や効果検証に役立つレポートを自動で作成してくれる機能は非常に重宝します。グラフ作成やデータ出力の柔軟性にも注目しましょう。
実際に使ってみないと、ツールの特性は分かりづらいものです。無料トライアルやデモ画面のあるツールなら、購入前に機能や使い勝手を試せます。
ツールの導入企業数や利用企業の業種は信頼性を測る一つの指標になります。競合他社が導入している実績のあるツールは検討に値するでしょう。
ツールの活用方法や不明点をサポートしてくれる体制は重要です。マニュアルやチュートリアルの有無、問い合わせ対応の質などを確認しましょう。
それでは、機能や特長から厳選した、おすすめのSEOツールをご紹介します。
GRC(Google Ranking Checker)は、Google、Yahoo、BingでのWEBサイトの検索エンジンランキングを簡単に監視できる、多くのSEOコンサルタントが愛用している定番のSEOツールです。ワンクリックでターゲットとしているすべてのキーワードのランキングをチェックし、検索結果内でのサイトの可視性に関する最新情報を知ることができます。
GRCの際立った特長の1つは、指定した間隔や起動時に自動的にランキングチェックを実行できることです。これにより、手動での作業なしで常に最新のデータにアクセスできます。
GRCは、自サイトのランキングを追跡するだけでなく、競合サイトのパフォーマンスも監視します。ツールは、ターゲットキーワードの上位100サイトの毎日のランキング履歴を記録し、変動やアルゴリズムの変更を強調した見やすいグラフで表示します。
ツール詳細はこちら⇛https://seopro.jp/grc/
GMO順位チェッカーは、Webサイトの検索順位を効率的にチェックできるクラウド型SEOツールです。1キーワードあたり0.98円からと非常にコストパフォーマンスに優れており、経済的な負担を抑えられるのが魅力です。クラウド型で提供されているので、OSを問わずPCやスマホから利用可能。専用の機器やメンテナンスは一切不要です。
GMO順位チェッカーは、GoogleとYahooで100位までの順位を自動で取得してくれます。取得スピードが速いのも特長の一つ。さらにSEO対策に役立つ多彩な機能を備えており、競合サイトとの比較、順位変動時のアラート、AIによるキーワード提案などをサポートします。加えて、モバイル版の順位取得やエリア別の順位取得にも対応しているので、目的に応じて幅広く活用できます。
ツール詳細はこちら⇛https://rank-checker.com/
ANATOMY ( アナトミー)は、Google Analytics 4(GA4)とSearch Consoleを連携し、サイトの現状を視覚的に把握することができます。誰でも直感的に理解できるダッシュボードを通じて、サイトのパフォーマンスを一目で確認できます。
無料のダッシュボードプランでは、サイト全体のアクセス状況の把握、重要ページの詳細なアクセス解析、そしてSEOに関連するキーワードの分析が可能です。これらの機能により、Webサイトの改善に必要な情報を手軽に入手することができます。
ツール詳細はこちら⇛https://siteanatomy.com/
SEOanalycaは、コンテンツSEOの専門知識や経験がなくても、短期間でWebサイトへの集客を最大化できるシンプルで使いやすいSEOツールです。キーワード分析から競合調査、自社分析、改善、レポート作成まで、コンテンツSEOに必要な作業をこのツールひとつで完結でき、高額な外注費やコンサル費を払わずに内製化することで、無駄なコストを削減しつつ、集客と売上を伸ばすことができます。
主な機能は、キーワード戦略、競合サイト分析、上位化要素の抽出、効果検証、レポート作成、施策管理の6つで、SEOで対策すべきキーワードの選定から、競合との差が生まれている原因の特定、上位表示に必要な要素の把握、施策の進捗管理、PDFレポートの自動生成まで、コンテンツSEOに必要不可欠なあらゆる作業を効率化できます。料金プランは、ライト、スタンダード、プレミアムの3つから選択可能で、14日間の無料体験版も用意されています。
ツール詳細はこちら⇛https://conterise.co.jp/seoanalyca-service/
Ahrefs(エイチレフス)は、世界60万人に選ばれているSEO分析ツールです。26.9兆もの圧倒的な被リンクデータ量と高速なデータ更新頻度を誇り、競合サイトの流入キーワードや順位変動、コンテンツ分析など、様々な切り口からSEO対策に役立つ情報を知ることができます。
直感的に操作できる使いやすいインターフェースも特長で、CSV等の汎用フォーマットでデータをダウンロードできるため、誰でも効率的に分析を進められます。自社サイトのSEO改善はもちろん、競合調査やコンテンツマーケティング、ソーシャルメディア分析など、Webマーケティング全般に幅広くお使いいただけます。
ツール詳細はこちら⇛https://ahrefs.jp/
Keywordmap(キーワードマップ)は、SEO・コンテンツマーケティングにおける競合サイトの調査・分析に強みを持つWebマーケティングツールです。ビッグデータとAI技術を活用し、膨大な検索結果やサイトデータから、競合他社のキーワード、コンテンツ、広告施策などを抽出・分析することが可能です。
また、キーワードの選定やコンテンツ制作をAIがサポートするほか、Googleアナリティクスやサーチコンソールとの連携により、サイトのアクセス解析や順位計測まで一元的に行えます。ツール導入後は専任のカスタマーサクセスチームが伴走し、機能の活用方法から成果創出まで手厚くサポートします。
ツール詳細はこちら⇛https://keywordmap.jp/
各ツールの詳細や料金プランは公式サイトをご確認ください。無料お試し期間のあるツールが多いので、実際に使ってみてから導入を検討するのがおすすめです。
SEOツールを導入することで得られるメリットをまとめると以下の3点が挙げられます。
データ収集から分析、施策立案までSEOに必要な一連の作業を自動化することで、人的リソースを大幅に削減できます。限られた時間で成果を出すためには、SEOツールの活用が欠かせません。
SEOツールさえあれば社内でSEO対策を完結できるため、高額なSEO外注費用が不要になります。SEOツールの導入・運用コストを外注費用と比較すると、コストメリットの高さが実感できるでしょう。
定期的にSEOツールのデータを確認していれば、サイトの課題が明確になり、対策の引き出しが増えていきます。日々の業務の中でSEOのスキルを高められるのも、ツール導入の大きな魅力と言えます。
SEOツールは、費用対効果の高いSEO対策には欠かせない存在です。ツール選定の際は、目的や予算、組織体制を考慮しつつ、操作性やレポート機能、サポート体制など、複数の観点から比較検討することが重要です。
この記事で紹介したおすすめSEOツールを参考に、自社のニーズにマッチしたSEOツールを見つけてみてください。SEOツールを活用して効率的かつ効果的なSEO対策を行い、Webサイトの価値を高めていきましょう。
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監修者プロフィール
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
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