更新日: 2024.09.02
Instagram広告の一種であるリール広告では、静止画ではなく動画でサービスや商品の良さを伝えることができます。また、年齢や性別・地域などでターゲットを絞ることができ、広告費も自分で設定できるため比較的手軽に使用することができるでしょう。
しかし、「リール広告とは何かが分からない」「リール広告は難しそう」などの理由で戸惑う方もいます。この記事ではリール広告の特徴やメリット、作り方などをご紹介します。
この記事は以下のような方を対象としています。
・SNS広告を使用したいと思っている方
・リール広告について知りたいと思っている方
・Instagramで集客できるターゲットを知りたいと思っている方
▶記事:
目次
Instagramのリール広告とは、リールへ投稿する動画を広告として発信できるものです。広告ではない通常のリール投稿に混ざって表示されるため、「広告感」が出ません。
通常のリールとの違いは、広告費を設定することで多くの人の目に留まる点です。「何人がその投稿を見たのか」は広告インサイトの「リーチした人数」で確認ができます。
さらにリーチした人の「性別比率」「年齢比率」「地域比率」まで確認できるため、どのような人がターゲットになるのかを分析するきっかけにもなるでしょう。
Instagramではリール広告だけではなく、静止画の広告も発信できます。しかし、動画は静止画に比べ「多くの情報を素早く」伝えることができるため、リール広告のほうがおすすめです。
リール広告は年齢、性別、地域、興味などのターゲットに合わせた広告を配信することができます。年齢ターゲティングは、13歳から65歳以上と幅広くターゲティングできます。ターゲットを絞り込むメリットとしては、「本当に対象にしたい人に情報を伝えることができる」「広告費が節約できる」などがあります。
たとえば北海道で開催するイベントの集客を、沖縄にポスターやチラシを配って宣伝しようとは思わないでしょう。それと同じでInstagramの広告も、ターゲットを絞って効果的な範囲を見極めて発信する必要があります。
リール広告のメリットは「伝わりやすい」ところです。先述した内容と重なる部分もありますが、詳しいポイントを3つに分けてご紹介します。
「リール」とは15秒から90秒の短い動画です。Instagramでリール投稿を見る際は、おすすめの動画がテンポよく次々と表示されます。
「リール広告」はその一般のリール投稿の中に混ざって表示されるため、「広告」という先入観を持たずに見てもらうことができます。
Instagramの静止画投稿とは違い、リールはスマホ画面全体に表示されます。そのため情報を載せられる範囲が広く、静止画に比べて伝わりやすいと言えるでしょう。
リール広告に限らず、Instagramの広告はターゲットを限定して発信することができます。
たとえば「東京都で開催する未就学児のママ向けイベント」であれば、地域を東京都、性別を女性、年代を16歳~40歳に設定することで、かなり絞り込むことができるでしょう。年齢は13歳~65歳で設定が可能です。
リール広告は「リールタブ」「フィード投稿」「ストーリー」「発見タブ」などInstagram内の複数箇所に表示されます。リール広告を見てもらうまでの道がいくつもあるようなイメージです。
リール広告はMetaのビジネスマネージャーから作成します。ビジネスマネージャーを使用する前に、FacebookとInstagramのアカウントを連携させ、Instagramを「プロアカウント」にしておきましょう。
ビジネスマネージャーの中の広告マネージャーから、広告の目的や予算の設定、ターゲットと広告期間の設定などを行います。用意したリール広告のデータを投稿し、審査が完了すると広告として掲載されます。広告を設定した期間や金額に達する前に中止することも可能です。また、広告費を追加することで広告期間を延長することもできます。
リール広告で効果を出すには、「広告クリエイティブのストーリー性」などが必要です。広告クリエイティブとは広告のために作成した素材のことで、今回はリール用の動画がこれにあたります。広告を出すだけで効果は出ません。ターゲットの分析や、魅力的なコンテンツの提供が必須です。
効果が出るリール広告を作成するには、3つのポイントを抑えて作成する必要があります。
広告にはストーリーが必要です。広告から購入や申し込みに繋げるためには、商品の説明だけでは足りません。お客様自身が商品やサービスの使用感をイメージでき、かつ必要と思われるようなストーリーにすると分かりやすいでしょう。
広告クリエイティブの流れとしては、
「1.問題提起」「2.商品・サービスの紹介」「3.問題が解決するイメージの提供」
という流れが多いです。
たとえば「掃除サービス」についての広告を作成したい場合は以下の順番でストーリーを考えてみるのがおすすめです。
1.掃除サービスを必要とするターゲットの選定
2.ターゲットが思っていることを「問題提起」として設定
3.掃除サービスを使用することで2の問題が解決できる場面を設定
15秒から90秒と短いリール広告ですが、効果的な広告クリエイティブの作成には相当な時間がかかります。ストーリーを定めた後は、使用する写真や動画、色や音楽の選定も必要です。
あまり時間をかけられない方は、SNS広告を代行してくれる業者に見積もりを依頼するのもいいでしょう。
リール広告を見た人がプロフィールページに飛んだ後の事も考えておきましょう。
プロフィールページには1つだけURLを掲載できます。複数のURLを掲載したい場合は、「ストーリーズハイライト」の機能を使用することでリンク先の設定が可能です。
プロフィールページを見た人に「何をしてほしいか」を明確に決めておきましょう。たとえば商品の申し込みが目標だとしたら、「プロフィールページからワンタップで申し込み画面に切り替わる」「商品説明はタイル投稿を活用して分かりやすく」などの工夫が考えられます。実際にターゲットの気持ちになって操作してみるのがおすすめです。
一度広告を出したら終わりではありません。広告クリエイティブには定期的なメンテナンスが必要です。リール広告による効果を分析し、ターゲティングを見直すことで更に効果的な広告へと繋がります。
さらにターゲットの変更があれば広告クリエイティブの差し替え作業も必要です。実行、分析、改善を繰り返すことで、効果的なリール広告を発信することができます。
Instagramのリール広告を使用する際の特徴やメリットについてご紹介しました。
リール広告は商品やサービスの紹介・イベントの告知など、様々な場面で利用できるでしょう。特にターゲットや金額を自分で設定できる自由度の高さは、チラシやポスター、テレビCMとはまた違った良さがあります。
「リール広告を作る時間が無い。」「SNS運用に割ける人員がいない。」という場合は、プロの業者に依頼するのもおすすめです。その場合は広告作業のみをお願いするのか、SNS運用まですべてお願いするのかなどを明確にしておきましょう。
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監修者プロフィール
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
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