更新日: 2024.09.02
今回は、『MEO(マップエンジン最適化)』についてご紹介します。
本記事は、初めてMEOに取り組む方向けに下記のようなことでお悩みの方に役立つ情報です。
※Googleマイビジネスは、2021年11月5日にGoogleビジネスプロフィールに名称変更されました。
MEOってそもそも何?
MEOとSEOは何が違うのか?
MEOに必要なGoogleビジネスプロフィールってどう使うの?
MEOはSEOほど取り組まれている方が多くないため、一見難しく感じられますが、
概要をしっかり理解し、ポイントを押さえて対策することで、誰でも対策することが可能です。
本記事では、まずはMEOの概念からランキングの仕組み、Googleビジネスプロフィールの概要など、MEOの基本的な内容について紹介します。
MEOとは、Map Engine Optimizationの頭文字を取った言葉です。
Googleマップの掲載結果において、「新宿(地域名)+カフェ(一般キーワード)」などの地域掛け合わせキーワードでの検索や、対象となる地域で検索しているユーザーの検索結果に、Googleビジネスプロフィールに登録している自社のビジネス情報が正しく表示され、且つ掲載順位が向上するように最適化する施策を指します。
SEOとの大きな違いは、「掲載位置(検索結果画面のどこに掲載されるか)」です。
地域掛け合わせキーワードや、「カフェ」など多店舗展開している業種に関するキーワードでは、Google検索結果画面の上部にGoogleマップの検索結果が表示されます。
MEO領域は通常のSEO領域(自然検索の結果が表示される部分)より上に位置しているため、視認性が非常に高くクリックされやすくなっています。
また、SEOは対策している競合が多く、上位表示させるには時間・コスト・労力がかかるのに対し、MEOはSEOと比較すると競合が少なく、対策難易度が比較的低い傾向にあります。
実店舗や施設を展開している方にとっては認知度向上と集客において費用対効果が良く、効率的であると言えます。
MEOのランキングを構成する要素は複数存在し、ユーザーの検索上やサイトのSEO評価によっても変動しますが、特に影響力の高いランキング要因は「検索語句との関連性」「ユーザーの検索地点と店舗との距離」「知名度」の3点となっております。
地域性のある検索語句と店舗のビジネス内容の関連性が高いほど、ランキングが高くなります。
「距離」が他店舗より遠くても、関連性が高い場合はGoogleマップ上で上位に表示されるという事例もあるため、影響力が高いことがわかります。
地域と店舗の関連性を高めるためには、Googleビジネスプロフィールのビジネス情報とWebサイトの双方に、住所や市外局番号を含む電話番号などの地域を特定できる情報を記載すると有効です。
検索語句で指定された場所、もしくはユーザーの検索している場所(※)から検索結果の店舗までの距離が近いほど、ランキングが高くなります。
※検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地に基づいて距離が計算されます。
基本的に店舗との距離が近いほどランキングが高くなる傾向がありますが、距離が近いにもかかわらず順位が低い場合は、その地域での競合性が高い、または競合に比べて関連性が低いなどの要因が考えられます。
距離については手を加えて対策することはできませんが、「関連性」や「知名度」を高めることで、ランキング上有利に働きやすくなります。
オンライン・オフラインそれぞれの領域で店舗の認知度が高い場合、評価が高まる一因となります。
オンラインでは、店舗に関する情報が網羅されていることや、口コミの評価・数の多さなどがランキングに影響します。
オフラインでは、世間的に有名なブランドや建物などは上位に表示されやすくなっています。
オフライン上での知名度が低い場合については、オンライン上のMEO施策が重要となります。
GoogleビジネスプロフィールやWEBサイト上の情報を網羅することに加え、双方の情報を統一して関連性を高めること、また、口コミを増やすための施策やそもそものサービスの質を上げユーザーから高評価を得られるよう改善していくことが重要です。
上記の「検索語句との関連性」や「知名度」では、Googleビジネスプロフィール上の情報がランキングに影響していることから、MEO対策にはGoogleビジネスプロフィールの活用が効果的であることをご理解いただけたかと思います。
次の章ではこの「Googleビジネスプロフィール」というツールの概要についてご紹介します。
Googleビジネスプロフィールは、Googleの検索結果やGoogleマップの検索結果上で、店舗の正しいビジネス情報(名称や住所、電話番号など)を表示し、管理できる無料ツールです。
Googleビジネスプロフィールの登録がない場合でも、ビジネス情報Google側で自動的に作成されていることがあり、検索結果に表示されることがあります。
また、ユーザーからの情報提供によって住所や電話番号などの店舗情報が検索結果に表示されることもあります。
GoogleビジネスプロフィールはGoogleアカウントユーザーであればビジネス情報を編集できてしまうため、誤った情報が記載されてしまうこともあります。
このような事態を防ぐためにも、まずはGoogleビジネスプロフィールに登録し、正しい情報を記入することが重要です。
自店舗の情報を未登録の場合は、
下記のURLより「今すぐ開始」をクリックしてビジネス登録を開始しましょう。https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
Googleビジネスプロフィールの「情報」内の項目は、できる限り全て記入することを推奨します。
また、WEBサイトに記載されている情報と内容を統一しましょう。
Googleビジネスプロフィールを使った評価土台の構築方法や、上位表示の方法は次回のブログにて紹介します。
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監修者プロフィール
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
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