競合のマーケティング調査に使える「Ghostery(ゴーストリー)」の使い方

更新日: 2024.08.05

様々な手法で競合企業のマーケティング調査を実施することができますが、他社の利用ツールや広告を調べようとすると時間や手間がかかってしまうケースが多いです。
そんな時、Ghosteryを利用すれば他社のサイトのタグから、簡単かつスピーディーに利用ツールや広告を探ることができます。
無料で利用することができて容易に導入することが出来るため、Ghosteryの特徴や使い方を詳しく知っておくことがおすすめです。

 

Ghosteryとは

Ghostery(ゴーストリー)は、プライバシー広告ブロッカーツールとして開発されたアプリケーションです。
閲覧したいウェブページから広告を削除したり、閲覧ウェブサイトのトラッカーの表示やブロックを切り替えたりすることもできます。
また、Ghosteryは匿名化も実施することができるため、プライバシー保護強化に繋げることが可能です。

他にも、広告やトラッカーのブロッキング機能を使用することによって、閲覧したいページの高速化を実現することができます。
Ghosteryは広告やトラッキングのブロックに用いられることが多いですが、対象サイトの利用ツールまで把握することが可能です。
対象サイトの利用ツールまで把することが可能なため、調査したい企業のホームページで採用されているツールを瞬時に把握することができます。

また、世界各国でで月間2億人以上のユーザーが利用しているツールであり、世界的に人気が高いサービスであることも特徴的です。
導入するにあたって個人情報やカード情報を入力する必要はなく、無料で利用を開始できることも嬉しいポイントだと言えるでしょう。
マーケティング調査を目的として企業が利用し始めているサービスの1つなので、積極的にGhosteryを導入することをおすすめします。

Ghosteryの使い方

Ghosteryの使い方はとても簡単です。
まずは、ストアでGhosteryをインストールします。インストールが完了した後には設定を行うことから始めてください。
統計データの提供に関する許否やアラートバブル表示の設定、トラッカーブロックの設定などを行います。データを取得されても問題ない場合は提供を有効にしましょう。マーケティング調査目的でGhosteryを利用するのであれば、アラートバブルは有効化しておくことをおすすめします。

トラッカーブロックは特に変更する必要がありませんが、気になる部分がある場合は設定を変更してから保存を行っても問題ありません。
設定を済ませることができれば、本格的にGhosteryを利用することができます。調査したい競合企業のサイトを訪問してツールをチェックしてみましょう。

ブラウザのアドレスバー右側にアイコンが表示されるようになり、トラッカーの検出が行われるとアイコンに色がつきます。アイコン上に表示されている数字は検出したタグの個数であり、タグの詳細も確認することが可能です。普段使用しているブラウザ上でGhosteryを利用できるように設定しておけば、後は気になる企業のホームページを訪問して表示された内容をチェックするだけなのでとても簡単です。

Ghosteryのツールバーやアラートで表示された情報を確認しながら、調査や分析を進めていくと良いでしょう。

Ghosteryで競合分析を行う方法

実際の使い方が分かったとしても、Ghosteryでどのように競合分析すれば良いのかわからない方向けに競合分析方法を説明します。Ghosteryでは競合企業の使用しているアクセス解析ツールや広告、SNSのプラグインなどを確認することができます。

つまり、Ghosteryを活用すればライバル企業がどういった方法でアクセス解析を行っているのか、どこから提供された広告を利用しているのかなどを簡単に知ることが可能です。
他の企業が選定しているツールや広告、プラグインなどを知ることができるので、自社で採用しているものが不十分だと感じられるときに優れた企業の情報を参考にしながらこれらを選定できるようになります。従来は訪問したホームページのタグ情報からこれらの情報を自分で収集する必要があったのですが、Ghosteryを使用すればタグを解析しなくても利用しているものが一覧表示されるので便利です。

活用方法は様々だと言えますが、今までは時間をかけて行っていた競合企業ホームページのタグ分析を速やかに行えるようになります。

新たなページを見るたびに難しい設定を行う必要はありませんし、データの解析も容易です。Ghosteryを利用すれば、アクセス解析ツールや広告、プラグインの情報を迅速かつ正確に分析できると覚えておくと良いでしょう。

まとめ

Ghosteryは無料で誰でも利用することができるツールですが、競合のマーケティング調査に活用できる便利なサービスだと言えます。

これまでタグからライバル企業の情報を収集していた場合や、新たな調査方法を求めている場合にGhosteryはピッタリのツールだと知っておきましょう。ライバル企業を調査するためにGhosteryを採用する企業は増えているので、導入を前向きに検討してみることがおすすめです。

いかがだったでしょうか。
今回、センタードで活用しているツールの一部をご紹介いたしました。
実際に弊社にご依頼いただけますとツールを活用し、競合が行っているマーケティング施策の調査から貴社に最適な施策のご提案も可能です。
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監修者プロフィール

木島 怜史

木島 怜史

株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート

前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。

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