更新日: 2024.09.02
Facebook広告で成果を上げるには、広告費用の最適化がマストです。料金設定や一般相場を知ることで、成果の最大化につながります。
しかし、Facebook広告の料金設定や課金方式がわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キャンペーン目的ごとの料金設定の方法や、予算の設定方法について解説していきます。以下のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
・Facebook広告の運用が上手くいっていない方
・Facebook広告の適切な予算設定がわからない方
・Facebook広告の費用対効果を改善したい方
関連記事:Facebook広告とは?特徴や費用、運用のポイントを解説
関連記事:Facebook広告のやり方は?特徴・注意点・成果を上げるコツも解説
目次
Facebook広告の一般的な費用目安は、月に10万円〜30万円程度です。
しかし、理想的な予算は求める成果や目標によって変わります。
たとえば、商品販売を目的として広告を出稿する際、目標売上が高ければ広告費もそれに応じた金額を設定しなくてはなりません。
またFacebook広告はオークション形式であるため、競合の入札額が高い場合は、料金設定を上げないと広告が埋もれてしまいます。
そのため、出稿前に事前調査や戦略設計を行い、目標や目的から逆算して必要な予算を割り出しましょう。
Facebook広告の支払い課金方式は、以下の2つです。
広告が1,000回表示される度に費用が発生する
広告が1クリックされる度に費用が発生する
インプレッション課金は、より多くの人に広告を届けたい場合、クリック課金は安価でたくさん広告を表示したい場合に向いています。
しかし、すべての広告で上記2種類から選択できる訳ではありません。
Facebook広告は、広告の目的を設定する「キャンペーン」の選択肢によって、使える課金方式が異なります。
11種類のキャンペーン目的を以下にまとめました。
キャンペーン | 課金方式 |
ブランドの認知度アップ | インプレッション課金 |
リーチ | インプレッション課金 |
トラフィック | インプレッション課金・クリック課金 |
エンゲージメント | インプレッション課金 |
アプリのインストール | インプレッション課金・クリック課金 |
動画の再生数アップ | インプレッション課金・ThruPlay |
リード獲得 | インプレッション課金 |
メッセージ | インプレッション課金 |
コンバージョン | インプレッション課金 |
カタログ販売 | インプレッション課金・クリック課金 |
来店数の増加 | インプレッション課金 |
クリック課金は使えないことが多いため、注意が必要です。
なお、動画のみ「ThruPlay」という15秒以上の再生で費用が発生する方式が選べます。
利用する課金方式に合わせて、予算や戦略の設定を行いましょう。
Facebook広告の支払い方法は、以下の2つから選べます。
・自動決済
・プリペイド残高
支払いの方法や、決済のタイミングなどが異なるため、自社に合う方を選びましょう。
また自動決済とプリペイド残高は、併用も可能です。
それぞれについて詳しく解説していきます。
自動決済は、一定の金額を消化した際に自動で請求される方法です。
広告料金が事前に設定した「請求単位額」に達すると、自動で請求や支払いが行われます。
たとえば、請求単位額が10,000円の場合、広告料金が10,000円になった時点で請求が発生します。
一度支払いを終えると、次回は20,000円に達した時点で追加の10,000円分の請求が発生する仕組みです。
自動決済では、以下の方法で支払いが可能です。
・クレジットカード
・デビットカード
・PayPal
管理が楽になり、残高不足によるトラブルも防げるため、おすすめの決済方法です。
プリペイド残高は、事前にFacebook広告のアカウントに入金を済ませ、残高から広告料金が引き落とされる仕組みです。
手動決済とも呼ばれ、事前に想定している広告料金以上の入金が必要です。
プリペイド決済の場合、利用可能な支払い方法はオンライン銀行振り込みのみになります。
Facebook広告は、事前に広告の予算が設定できます。
広告の費用対効果を最大化するには、戦略的な予算設定が不可欠です。
そのため、ポイントをよく理解した上で、適切な設定を行いましょう。
設定のポイントは、以下4つです。
・アカウントの上限予算
・キャンペーンの上限予算
・広告セットの上限予算
・入札価格
それぞれについて詳しく解説していきます。
アカウント上限予算は、自社の広告全てに適用される設定です。
そのため、予算が上限に達すると出稿している広告が全てストップします。
管理が楽になる、アカウント全体で広告費の使い過ぎを防げるなどのメリットがあります。
しかし、同時に内容が異なる広告を出稿している場合、他の広告が表示されなくなる可能性もあるため注意しましょう。
キャンペーン上限予算は、キャンペーン単位で行える上限の設定です。
1つの広告の掲載がストップしても、他の広告に影響しないため、異なるキャンペーンを複数打ち出している場合に便利です。
キャンペーンごとに厳密に予算を決めて運用を行う際に、最も適した方法です。
広告セットの上限予算は、キャンペーンごとに配信エリアや期間など、さらに細かい単位で行える上限の設定方法です。
期間限定のキャンペーンなど、一時的に広告を出稿したい、A/Bテストを行いたいなどの場合に適しています。
入札価格の設定は、課金方式に応じて上限を設定する方法です。
インプレッション課金なら1,000回表示、クリック課金なら1クリックごとに入札の上限を設定できます。
また、運用方法を以下の2つから選べるため、自社に合う方を選択しましょう。
・Facebook広告のシステムに任せる
・自分で調整する
Facebook広告で費用対効果を高めるポイントは、以下の4つです。
・自動入札での入札を行う
・目的に合わせたキャンペーン目的を選択する
・類似オーディエンスを利用する
・PDCAを回す
それぞれについて詳しく解説していきます。
自動入札を利用すれば、Facebook広告のシステムが、自動で効果を最適化してくれます。
また、事前に設定した広告予算の範囲内で運用を行なってくれるため、想定外の出費も防げるといったメリットがあります。
広告を出稿する目的や、ターゲット層に応じて最適なキャンペーンや広告クリエイティブは変わります。
そのため、選択するキャンペーンが目的と乖離していると、思ったような成果は得られません。
事前に十分な戦略設計を行なった上で、自社に最適なものを選びましょう。
類似オーディエンスは、Facebook内でユーザーが起こしたアクションを元に、類似するユーザーに働きかけを行うターゲティングです。
過去にコンバージョンしたユーザーに近いユーザー層に、効果的に広告を届けられるため、成約に繋がりやすいです。
費用対効果を最大化できる可能性も高いため、積極的に利用しましょう。
Facebook広告では、効果測定と改善の繰り返しが必須です。
運用しながらクリック率やコンバージョン率などのデータを分析し、随時運用方法を見直しましょう。
PDCAを回し、広告のテキストやバナー画像、ターゲティングなどを見直すことで、さらに高い効果を得られます。
Facebook広告では、ターゲット層や出稿目的に合わせた予算設定が不可欠です。
キャンペーン目的に応じて、最適な課金方式を選んだ上で、予算の最適化を行いましょう。また費用対効果を高めるには、以下4つのポイントを意識することが重要です。
・自動入札での入札を行う
・目的に合わせたキャンペーン目的を選択する
・類似オーディエンスを利用する
・PDCAを回す
この記事を参考に、コストを削減しながら、広告効果の最大化を図りましょう。
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監修者プロフィール
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
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