ホームページ制作の「ボタン改善」で「資料ダウンロード」をスムーズにした事例

更新日: 2024.09.02

資料ダウンロード
出版業界でユーザーサポートとして「資料提供」をしている会社様のリニューアルを行い、ユーザーが必要とする資料ダウンロードがスムーズに行えるように改善しました。ホームページ(WEBサイト)の目的は、ユーザーサポートとなる資料や情報を提供することです。そのため、各資料ダウンロードがスムーズに行えるかが重要になります。

資料ダウンロードのクリック改善

弊社でホームページリニューアルをさせていただいた出版業界のA社様の改善事例をご紹介します。
サイトをリニューアル公開させていただき、ユーザーが必要とする資料ダウンロードのクリックがスムーズに行えるように改善することが出来ました。
ホームページをリニューアルするにあたって、何をどう変えたのかを説明していきます。

リニューアル提案の内容

弊社がリニューアルで行ったことは以下になります。
・スムーズな導線改善(今回の記事はここです)
・デザインの刷新
・内部SEO対策

今回は導線改善の中でも、「資料ダウンロード」のクリックについてご紹介します。

導線についての課題

リニューアル前の現状を簡単にお話すると、数年ほど前にホームページリニューアルをされ継ぎ足しでページを追加している状態でした。当初の段階でディレクトリ構造が明確に決まっていなかったため、後から作成したページのディレクトリ構造が整っておらず、目的のページへ行くのに幾つかのページをまたぐ必要がありました。ホームページ全体のディレクトリ構造を整え、回遊しやすい構造に変更しました。

サイトの目的は資料ダウンロードをしてもらうこと

今回の目的はユーザーに資料をダウンロードしてもらうことが重要となります。目的のページにスムーズに誘導するのは、その前段階の改善となります。
目的のページに辿り着いても資料ダウンロードがしづらければ、ホームページの目的が達成できなくなります。

資料ダウンロードを促す改善施策

リニューアル前の資料ダウンロードは、主に「テキストリンク」と「簡易ボタン」と資料ダウンロードを意識した見せ方ではありませんでした。そのため、リニューアル時にはどのような資料が、どのファイル形式であるのかが分かる様にし、ダウンロードボタンを設置いたしました。主なダウンロード資料にはPDFやWord、Excelなど5つの形式がありました。
ダウンロードされた方の環境によっては使用できないファイルもあり、同一資料であっても複数のファイル形式を用意する必要もありました。
そのため、ダウンロードしようとしている資料はどのような形式のファイルなのかを予め明示し、ダウンロードしてもらうのが良いと考えました。
また、ファイルの容量も分かるように「150KB」といった形で表記するように致しました。

ファイル形式、容量がわかるボタンの形にすることで、資料ダウンロードがスムーズになると仮設を立て施策を実装しました。

改善施策により資料ダウンロードがスムーズになりました

今回、改善施策の効果を可視化するためにヒートマップのツールを導入いたしましいた。ヒートマップツールを導入することで、「クリック箇所」「閲覧領域」「離脱個所」などが視覚的に分かるようになります。
ページ内にクリックする個所が複数ある場合は「クリック箇所」が分かるため、ヒートマップツールはおすすめです。

ヒートマップでみるクリック箇所

ヒートマップツールでみると次の画像のように、良くクリックされている箇所が赤くなります。クリックされない、クリックされづらい箇所はグレーや青色になるので、赤い箇所が重点的にクリックされているのが視覚的にわかります。

ヒートマップ

赤枠の箇所に資料ダウンロードボタンがあり、赤くなっているのがわかります。資料ダウンロードのボタンを多く押しているのが分かるため、資料ダウンロードしてもらう目的が達成できたと考えています。

まとめ

今回のホームページリニューアルで目的であった、「資料ダウンロード」をスムーズに行えるようになりました。
ホームページリニューアルを行う際は、「何を改善したいのか」の課題を明確化し、それに対してどのような施策を行うかが大事です。また、改善施策を計測できる指標や仕組を入れておく必要があります。

記事では触れていませんが、資料ダウンロードはページの最上部に配置する構成にしました。それは、リピートする方が直ぐに資料ダウンロードできるように配慮した構成にしているためです。

 

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監修者プロフィール

木島 怜史

木島 怜史

株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート

前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。

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