公開日: 2024.11.01
インターネットを利用する際に必ず使用する「ブラウザ」。
毎日使っているけれど、実は「ブラウザって何?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、ブラウザについて初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
目次
ブラウザ(Webブラウザ)とは、インターネット上のWebページを見るためのソフトウェアです。
スマートフォンやパソコンでインターネットを使用する際に、必ず介在するのがこのブラウザです。たとえば、検索エンジンで情報を探したり、オンラインショッピングを楽しんだり、SNSを利用したりする際にも、すべてブラウザを通して行っています。
ブラウザの主な役割は、Webページの表示です。
Webページは、HTML、CSS、JavaScriptという言語で作られていますが、ブラウザがこれらの言語を解釈して、私たちが見やすい形で表示してくれます。まるで、外国語を母国語に翻訳してくれる通訳のような存在といえるでしょう。
ブラウザには様々な便利な機能が備わっています。よく見るWebページを「ブックマーク」として保存したり、過去に訪れたページを「履歴」として確認したりすることができます。また、複数のWebページを同時に開ける「タブ機能」や、ページ内の情報を探せる「検索機能」なども搭載されています。
現在、多くの人に利用されているブラウザには、Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Firefox、Operaなどがあります。
最も人気の高いブラウザであるGoogle Chromeは、2008年にGoogleによってリリースされました。世界のブラウザシェアの約65%を占める圧倒的なシェアを持っています。
Chromeの主な特徴は以下の通りです。
・高速な表示速度と安定した動作
・Googleアカウントとの連携による、ブックマークや設定の同期 ・豊富な拡張機能(Chrome Web Store経由で入手可能)
・シンプルで使いやすいインターフェース
・自動翻訳機能の精度の高さ
一方で、メモリ使用量が多いという特徴があり、PCのメモリが少ない場合は動作が重くなることがあります。また、Googleによる情報収集が行われることから、プライバシーを重視するユーザーからは懸念の声もあります。
Windows 10以降に標準搭載されているMicrosoft Edgeは、2020年にChromiumベース(Chromeと同じ基盤)に移行し、大きく進化しました。
Edgeの特徴として以下が挙げられます。
・Chromeとの高い互換性
・Windowsとの優れた統合性
・IE(Internet Explorer)モードによる従来サイトへの対応
・優れたPDF閲覧・編集機能
・垂直タブ表示機能
・「コレクション」機能によるWeb情報の整理
メモリ使用量はChromeより少なく、バッテリー消費も抑えられているため、ノートPCでの使用に適しています。Microsoft 365との連携も強みで、ビジネスユーザーに特に支持されています。
参考:Safari
AppleのmacOSやiOSに標準搭載されているSafariは、Appleデバイスユーザーにとって最適なブラウザです。
Safariの主な特徴は以下の通りです。
・macOSやiOSに最適化された動作
・優れたバッテリー効率
・iCloudによるデバイス間の同期
・Touch IDやFace IDによる生体認証
・プライバシー保護機能の充実
・洗練されたデザインと直感的な操作性
特にプライバシー保護に関しては、トラッキング防止機能や広告ブロック機能が標準で搭載されており、ユーザーのプライバシーを重視した設計となっています。ただし、Windows向けのバージョンは提供されていないため、Windowsユーザーは利用できません。
参考:Firefox
Mozilla Foundationが開発するFirefoxは、オープンソースブラウザとして知られ、プライバシー保護とカスタマイズ性の高さが特徴です。
Firefoxの特徴として以下が挙げられます。
・強力なプライバシー保護機能
・豊富なカスタマイズ選択肢
・独自のレンダリングエンジン(Gecko)の採用
・マルチプロセス構造による安定性
・充実した開発者ツール
・アドオン(拡張機能)による機能拡張
Firefoxは、広告トラッキングのブロックや暗号通貨マイニングスクリプトの防止など、セキュリティ面での機能が充実しています。また、ブラウザの見た目や動作を細かく調整できる点も、パワーユーザーから支持されている理由です。
ブラウザを使用する際、最も基本となるのが「アドレスバー」の使用です。
画面上部にある長方形の入力欄に、見たいWebページのアドレス(URL)を入力することで、目的のページにアクセスできます。また、アドレスバーは検索バーとしても機能し、キーワードを入力することで検索を行うことができます。
お気に入りのWebページは、ブックマークとして登録しておくと便利です。ほとんどのブラウザでは、アドレスバー横にある星マークをクリックすることで、簡単にブックマークを追加できます。
インターネットを安全に利用するためには、ブラウザのセキュリティ設定が重要です。特に、パスワードやクレジットカード情報などの個人情報を扱う際は注意が必要です。
ブラウザには、パスワードを保存する機能がありますが、共有のパソコンでは使用を避けることをお勧めします。また、Cookie(クッキー)と呼ばれる、Webサイトがユーザーの情報を保存する機能についても、適切に管理することが大切です。
ブラウザは、使い勝手を良くするためにカスタマイズすることができます。たとえば、ブラウザを起動した時に最初に表示されるページ(ホームページ)を変更したり、文字の大きさを調整したり、自動入力の設定を行ったりすることが可能です。
また、拡張機能(プラグイン)を追加することで、ブラウザの機能を拡張することもできます。広告をブロックしたり、パスワードを安全に管理したりする機能を追加できます。
ブラウザの選択は、主な使用目的や使用するデバイスによって検討しましょう。
例えば、Google製品をよく使う方はGoogle Chrome、Appleデバイスをメインで使用する方はSafariが相性が良いでしょう。
また、プライバシーを重視する方はFirefoxを選ぶのもひとつの選択肢です。
ブラウザは、インターネットを利用する上で欠かせないソフトウェアです。基本的な使い方を理解し、セキュリティにも気を配ることで、より快適なインターネット利用が可能になります。自分の用途に合わせて最適なブラウザを選び、その特徴を活かした使い方を心がけましょう。
また、技術の進歩に伴い、ブラウザの機能は日々進化しています。定期的にブラウザを更新することで、新しい機能や重要なセキュリティアップデートを利用することができます。これからのデジタル社会を生きていく上で、ブラウザは私たちの重要なパートナーとなることでしょう。
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監修者プロフィール
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
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