更新日: 2024.11.01
SEO対策において被リンク分析は重要性を増しており、より使いやすくて便利なツールが求められる時代になったといえます。
ただ分析ツールは多岐にわたり、機能が豊富なものは逆に使いにくく感じることもあります。
大切なのは用途や目的に合わせたツールの絞り込みや選択で、実績豊富なツールの活用にあるのではないでしょうか。
Ahrefs(エイチレフス)はまさに、SEO対策に活躍するツールの1つで、被リンク分析に強い世界的なシェアを持つツールです。
目次
Ahrefs(エイチレフス)は世界中で60万人以上のユーザーが既に導入しているSEO分析ツールで、シンガポールとウクライナで開発され日本語にも対応しています。
自社サイトを始めとして、競合サイトも含む様々なサイトを対象に、被リンク分析をして状況を把握できるのが特徴です。
また検索エンジンで上位に表示されているコンテンツ、想定される流入キーワード、そしてソーシャルメディアの反応に至るまで知ることができます。
重要度の高い機能に以下のようなものがあります。
ドメインのオーガニックトラフィックを解析し、どのキーワードがトラフィックを引き寄せているかを特定します。
ドメインがどのようなリンクを受けているかを詳細に調査し、参照ドメイン、アンカーテキスト、リンクの種類などを確認できます。
特定のキーワードの検索ボリューム、キーワード難易度、CPC(クリック単価)などのデータを提供します。
関連するキーワードのアイデアを提供し、コンテンツのトピックを見つけるのに役立ちます。
特定のキーワードに対する検索結果ページ(SERP)の上位サイトを分析し、競合の戦略を理解します。
特定のトピックに関する最もシェアされているコンテンツを見つけ、どのコンテンツが最も多くのバックリンクやソーシャルシェアを獲得しているかを確認できます。
既存のコンテンツがどの程度効果的であるかを評価し、改善点を特定します。
ウェブサイトをスキャンして、技術的なSEO問題を発見し、修正提案を提供します。
重大な問題とそれほど重大でない問題を識別し、最も効果的な改善策を特定します。
指定したキーワードの検索エンジンでのランキング位置を定期的に追跡し、順位の変動を監視します。
キーワードのパフォーマンスを詳細にレポートし、SEO戦略の効果を評価します。
ahrefsを活用することで、ウェブサイトのSEO対策を強化することができます。流入数などもあくまで一定のロジックに基づいて計算された理論値であり、実際の数字とは異なりますが、競合他社サイトも含め、一定の分析判断データには最適です。
Ahrefsを使うためには、日本語の公式サイトで7日間7ドルの有償トライアルを選択し、メールアドレス、住所、支払い方法を入力して支払情報を登録しましょう。
ログイン後のユーザー画面には各機能が集約されており、直感的に使いたい機能を選択できます。上部にはダッシュボードなどの基本メニューが並び、メインの画面には対象サイトの被リンク数、参照ドメイン、ドメインパワーなどが表示されます。被リンク、オーガニック検索、被リンク数の多いページなどの情報は、画面左のメニューから確認できます。
Ahrefsには被リンク数の調査、競合サイトの分析、キーワードの選定など、多くの有用な機能が揃っています。主要な機能は被リンク数の調査とキーワードの選定で、これらの使い方を覚えるだけでもAhrefsの理解が深まり、活用するきっかけになります。Ahrefsは豊富な機能で注目を集めますが、基本的な機能だけでも魅力的で、利用価値があると言えます。
Ahrefsの被リンク数調査はGooglebotと基本は同じで、世界中にある約14兆ものリンクを調べることが可能です。また、キーワードの選定はSEOターゲットの選定に有用な機能で、複数の検索エンジンを対象に分析できます。
Ahrefsのサイトエクスプローラー機能を使用すると、ドメインやURLといった大まかな単位で競合するSEO分析が可能です。これにより、競合サイトの被リンク、流入キーワード、注力しているコンテンツが明確に理解できます。Ahrefsを使用すれば、競合がどのようにサイトを運営しているかを簡単に把握できます。
もちろん、分析対象を自分のサイトに設定することも可能で、どこからリンクされているか、どのような検索キーワードで流入しているかなどを理解できます。
サイトエクスプローラーの被リンク数調査では、左メニューの被リンクを選択することで、参照ページ、ドメインランク、URLランク、参照ドメイン、リンク先ドメインなどが表示されます。対象サイトが被リンクを送信する総数、オーガニックトラフィック数、検索順位100位以内のキーワードも、Ahrefsを使用すれば全てが明らかになります。いわゆるアンカーリンクのテキストとリンク先URLも明示されるため、Ahrefsの被リンク数調査からは隠れることはできません。
Ahrefsの競合サイト分析機能は、SNSで話題になっている投稿を調査するのに便利です。関連する検索キーワードの記事を5つの項目で詳細に分析できます。
分析により得られる情報には、被リンクの強さを示すDR、被リンクを送るドメイン数の参照ドメイン、オーガニック検索の月間トラフィック予測数などがあります。Ahrefsを使用すれば、広告取得時のトラフィックの価値や主要なSNSでのシェア数も明らかになります。具体的には、Twitter、Facebook、Pinterestなどで、簡単にSNSでの話題性と話題のコンテンツを見つけることができます。
競合サイトの分析を行うことで、メディアの運用により大きな効果が期待できます。非常に有効な機能なので、トライアルを開始したら競合サイト分析機能も試してみましょう。使い方は、キーワードを検索窓に入力し、分析結果が表示されるまで待つだけです。
Ahrefsの競合サイト分析は、文字通り既に話題になっている競合サイトとキーワードを探すのに最適な機能です。分析結果は数字とグラフで視覚化され、SNSのシェア順や検索流入順など、表示順を並べ替えることも簡単です。話題になったタイミングやソーシャルシグナルまで分かるようになっているので、必要な情報にすぐにアクセスできます。
Ahrefsのキーワードの選定は、検索窓に調査したいキーワードを入力して検索ボタンを押すだけです。
結果にはキーワードに関するSEOの難易度や月間検索ボリューム、検索結果でクリックしたユーザー数、クリックしなかったユーザー数の割合も表示されます。
更に、検索キーワードが再び検索される率や、複数ページがクリックされた率なども分かります。検索結果中でユーザーがクリックした総数、リスティング広告のコストの概算まで算出されます。
有料広告と自然検索結果の割合を見れば、その検索キーワードが利益をもたらすかどうかが判断することができます。
入力キーワードを内包する親キーワード、検索ボリュームの大きなキーワードもAhrefsなら全部確認することができます。
このように、豊富で多角的に分析できる機能が充実しているため、端的にいえばSEO対策に使うキーワードの難易度を簡単に調べることができます。機能や性能はGoogleのキーワードプランナーに引けを取りませんし、その他のツールを圧倒するほどです。
Ahrefsを使えば、目が回りそうなほど膨大なキーワードも分類したり、整理して扱いやすくリストにまとめられます。
関連キーワードは簡単操作で洗い出せますし、結果はCSV形式で出力・保存できるので、MicrosoftのExcelやGoogleのスプレッドシートでも扱えます。
対象のキーワードや検索ボリューム、親キーワードなどが項目別に整理されるため、項目で一覧を並べ替えることも可能です。
Ahrefsには特定のサイトを監査する機能があり、設定したアラートにより被リンクの変化をすばやく察知できます。被リンク数はリアルタイムで把握され、指定のメールアドレスに情報が通知されます。
また、Ahrefsにはサイトの順位を確認するランキング調査機能もあり、競合サイトだけでなく自身のサイトの順位も把握できます。過去の順位は履歴で確認可能で、任意のタイミングで週間レポートの送信を設定することもできます。
さらに、AhrefsはAPIを公開しているため、Ahrefsの機能を利用したソフトウェアやアプリの開発も可能です。APIが利用できるプログラムなら、ブラウザの拡張機能からもAhrefsの機能にアクセスしたり活用できます。ソフトウェアやアプリにSEO分析ツールを組み込んだり、特定の機能を使いやすく開発することも容易です。
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Ahrefsにはサブツールもあり、リンクの比較やドメイン・URLの評価、複数URLの一括分析などが可能です。標準機能だけでも十分に強力なAhrefsですが、サイト監査やアラート機能、サイトの順位変化まで把握できる便利機能が揃っているため、その利便性は圧倒的です。
Ahrefsは他のSEOツールと比較してトップクラスですが、注意点がいくつかあります。
一つ目の注意点は、AhrefsのクローラーがGoogleと同期していないということです。14兆以上の被リンクデータはAhrefsが独自に巡回し、データベースにまとめています。そのため、AhrefsのデータがGoogleと一致する保証はありません。Googleサーチコンソールの結果と違いが出る可能性があります。
二つ目の注意点は、Ahrefsの指標が独自基準に基づいているということです。Ahrefsで評価が高いとしても、Googleなどの検索エンジンで同じ順位になるとは限りません。Ahrefsの分析は有用で、その結果の指標は参考になりますが、あくまで参考の一つと考えるべきです。
これらの注意点はあるものの、Ahrefsは優れたクローラーと圧倒的な情報収集や分析能力を持っています。しかし、全ての検索エンジンの分析や指標と一致するわけではないので、その点を理解しておく必要があります。
Ahrefsだけを利用すると偏った分析結果になる可能性があるため、Googleサーチコンソールなどと併用することを推奨します。
AhrefsはSEO分析ツールの決定版的な製品で、SEO対策になくてはならない機能が基本から一通り網羅されています。被リンクデータは14兆、ページURLは1.8兆以上と保有しているデータ量も膨大で申し分なく、データベースは24時間更新、約40億のWebページも常時更新され、インデックスも15分ごとに更新のため、常にデータの鮮度が保たれている形ですまた、豊富な機能と揺るぎない実績、安定した評価もあり、主要機能で被リンク数調査と競合サイト分析、キーワードの選定が簡単にできるようになっているので、強力なSEO分析ツールです。
ユーザー数も世界中に60万人以上いて、日本でもサービスが提供されているので、すぐに使い始められます。日本でも利用しているユーザーは少なくなく、日本語の情報も豊富にありますので、基本から応用まで覚えたり使いこなすのも難しくないはずです。
トライアル利用は7日間7ドル、1日あたり約100円ほどとリーズナブルですから、まずはお試しして本格的な活用を検討してもよいでしょう。
トライアルでの利用後には、希望や予算に合わせて4つのプランから選ぶことができます。
今回、センタードでSEOの支援を行う際に活用しているツールをご紹介いたしました。
実際に弊社にご依頼いただけますと上記の機能を活用し、競合調査から成約に至りやすいキーワードの選定も可能です。
WEBの売上の作り方に関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
現在デジタルマーケティングにおいてお悩みがある方や、
課題を感じているがどうしていいかわからない方向けに
無料でご相談会を実施しております。
まずは自社の現状を知り、可能な改善施策はどういったものがあるのか、
スケジュール、予算感はどのようなものなのか等も含めて
ご説明しますので、お気軽にご相談ください。
監修者プロフィール
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
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